こんにちは、そらまめです!
「みてね」というサービスをご存じでしょうか?
家族との写真や動画の共有に特化したアプリで、無料でも写真や動画の保存容量制限がない素晴らしいアプリです!

私も「みてね」のヘビーユーザーです!
かわいい孫の様子が分かるので、祖父母からも大変好評です。
そんな「みてね」ですが、アップロードした写真や動画は運営会社のサーバーに保存されているので、もしサービスが終了してしまうと最悪の場合大切なデータにアクセスできなくなってしまいます。
この点、「スマホの中のデータ」だったり「現像した写真」は自分の手元にデータがあるのでデータにアクセスできなくなることはありません。
「みてね」のようなクラウドストレージ特有のリスクと言えます。

え、データが無くなるのは怖い!
何とかしないと……。

不安になる気持ちもわかるけど、どんな手段でもリスクはつきものです。
例えば、現像したアルバムだって紛失したり破損したりする可能性もあるしね。
つまり、リスクがあるのは当然と考えて正しく冷静に判断することが大事!
この記事では、「みてね」の現状を分析し正しくリスクを評価することを目指します!
加えて、万が一に備える実用的なバックアップ手段も併せてご紹介します。
結論:「みてね」のサービス終了のリスクは低い!
色々調べてみたのですが、「みてね」はサービス終了のリスクが低いアプリだと考えています。
というわけで、リスクが低いと考える理由を簡単に解説していきます!
サービス終了のリスクが低い理由
運営会社が大企業!
「みてね」を運営しているのは株式会社MIXIという会社です。
株式会社MIXIは東証プライム市場に上場しており、年間の売上高も 1,000億円を超える大企業です。
収益の柱である「モンスターストライク(モンスト)」は有名なスマホアプリなので聞いたことある人も多いかもしれません。

会社が大きいからサービス終了しないというわけではありませんが、小規模の会社や個人が運営するサービスよりは安定していると言えます。
ユーザー数が多い!
みてねのユーザー数は世界累計2,500万人を突破(2025年時点)しています。
前年のユーザー数が約2,000万人なので1年で約500万人も増加しており、サービスが衰退どころか成長を続けていることを示しています。
さらに、7言語・175の国と地域でサービスを提供するグローバルなサービスとなっており、これだけの規模のサービスが突然終了する可能性は、現実的にはかなり低いと考えられます。

ユーザー数が多いから安心!とは言い切れません。
ただ、「みてね」はサービスの性質上、サービス終了する場合は結構ユーザーから不評を受けるのではないかと思います。
株式会社MIXI は一般消費者向けの売り上げがメインなので、ユーザーからの不評は避けたいはず……。
ということで、なかなか「みてね」の撤退の可能性は低いのではないかと私は考えています。
サービス終了は無くても改悪はあるかも……。
私としては「みてね」のサービス終了リスクは低いと考えていますが、今後サービスが改悪される可能性は結構高いのではないかと思っています。
というのも、おそらく現状「みてね」では利益があまり出ていないからです。(参考リンク)

ユーザー目線で見ても「無料でここまでできていいの!?」と思うことが多いので、利益率が低いのも頷けます。
利益率を上げるためには、「ユーザーごとの売り上げ単価を上げる」か「コストを削減する」しかありません。
となると、サービスとしては改悪の方向になる可能性が高いです。
直近でも、無料プランでアップロードできる動画1本の長さの上限が3分 ➡️ 2分に改悪された例があります。
従って、「みてね」がサービス終了するリスクは低いとは思いますが、サービス改悪に備えて写真や動画のデータを保存する別の手段も知っておくのが吉です!
例えば、突然「無料プランでは保存容量を100 GB までに制限します!」などと言われても焦らないように準備しておくのがベストかなと思います。
やっぱり写真や動画のバックアップは重要!
少し一般的な話になりますが、やはり1つのサービスだけに全てのデータを保存しておくのはリスクがあります。
家族の写真や動画は、お金では買えない唯一無二の思い出です。
一度失ってしまったら、二度と元に戻すことはできません。
特に子供の成長記録は、その瞬間瞬間が一度きり。
だからこそ、複数の方法でしっかりと保護しておくことが重要です。

特に「みてね」にしか写真や動画のデータが残っていないという方は、リスク低減のため別の方法でもバックアップしておくことをお勧めします。
「スマホの容量がいっぱいになったからスマホから写真を消しちゃってる……。」という方も少なくないかなと思います。
家族写真を守る2つのバックアップ手法
それでは、実際にバックアップを行うための方法を見ていきましょう。
大きく分けてクラウドストレージと自宅ストレージ(NAS)の2つの選択肢があります。
クラウドストレージは、Google Drive や iCloud、Amazon Photos みたいなやつです。
「みてね」もクラウドストレージの一種と言えます。
自宅ストレージ(NAS)は Synology や QNAP、バッファローといったメーカーが有名ですね。
クラウドストレージとNASの基本的な違い
大まかに言えば、データを保存する先(=サーバー)が家の外にあるのがクラウドストレージで、家の中にあるのが自宅ストレージ(NAS)です。

他にも違いがあるので簡単に表に整理しました!
| 項目 | クラウドストレージ | 自宅ストレージ(NAS) | 
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 3〜5万円 | 
| 月々の費用 | 月額課金 | 無料* | 
| 管理の手間 | 運営会社が管理 | 自分で管理 | 
| 容量の追加 | プランのアップグレードで拡張可能 | HDD追加で拡張可能 | 
| 難易度 | 初心者向け | ある程度知識が必要 | 

万人におすすめできるのはクラウドストレージです。
やはりお手軽なのが魅力!
ただ、「みてね」と同じくサービス終了や改悪のリスクがあるので、デジタル機器に苦手意識が無いなら自宅ストレージ(NAS)に挑戦してみるのも良いと思います!
自宅ストレージ(NAS)は自分で管理する手間はかかりますが、サービス終了のリスクはありません。
また、買い切りなので月額費用がかからないのも嬉しいポイント!
クラウドストレージ or NAS? 簡単な判断基準
自分に向いているのがクラウドストレージか自宅ストレージ(NAS)かを判断するためのポイントを整理しました!
クラウドストレージが向いている人
NASが向いている人
おすすめのクラウドストレージ
この節では私がおすすめするクラウドストレージを紹介します!
使いやすさとコスト重視で選びました。

既に使用しているサービスがあるなら、その有料プランを使っても良いと思います!
iCloud とかですね。
ただ、家族の写真などは長期的に保存するデータなので、少しの料金差が重くのしかかってきます。
なので、個人的にはしっかり安いサービスも検討するのがおすすめです!
Amazon Photos
Amazon Photos は、Amazonプライム会員なら写真を無制限で保存できるという驚きのサービスです。
写真をたくさん撮る家庭なら圧倒的コストパフォーマンスを誇ります!
Amazon Photos の特徴

写真無制限保存はとっても嬉しい!
ただ、動画もたくさん保存する場合は有料プランに加入する必要がある点だけ注意。
もっとも、有料プランも他のクラウドサービスと比べて安い方なので総合的にコスパが良いサービスだと思います。
Amazonプライム自体も送料無料やプライムビデオなどの特典があるのでお得感がありますね。
Amazonプライムは30日間無料で体験することもできます。まずは無料で使い勝手を確認してみるのが良いと思います!
ちなみに、クラウドサービスの料金比較をしている記事もあるので興味のある方は見てみてください。
pCloud
pCloud は、珍しい買い切りプランがあるクラウドストレージサービスです。
クラウドのお手軽さはそのままに、買い切りなので長く使えば使うほどお得になります!
pCloud の特徴
公式サイトではセールも頻繁に実施されており、数万円単位で安く購入できることもあるので要チェック!

個人的にはサブスクをあまり増やしたくないので、買い切りでクラウドが使えるのは嬉しいポイントです。
おすすめの自宅ストレージ(NAS)
この節では私がおすすめする自宅ストレージ(NAS)を紹介します!
初心者向けに必要な機能を備えて価格も比較的安いものをチョイスしています。
詳しくは以下の記事でも解説しているので、興味がある方はご一読ください。
Synology DS223j
Synology DS223jは、初心者でも使いやすいことで定評があるNASです。
DSM(DiskStation Manager)という管理画面を使用するのですが、これがまるでパソコンのデスクトップのような見た目で誰でも直感的に操作できます。
Synology DS223j の特徴

とにかく今風で使いやすい操作画面(UI)なのが推しポイント!
個人的にはイチオシです。
また、専用の写真アプリも機能が豊富なので、家族の写真を管理するのにもピッタリです。
Buffalo LS720D
Buffalo LS720Dは、コストを抑えてNASを始めたい方におすすめの国内メーカー製品です。
Buffalo LS720D の特徴

機能的には Synology DS223j に劣りますが、価格は圧倒的!
Buffalo LS720D の方が2~3万円は安く導入できると思います。
HDD も初めから搭載されているので導入のハードルも低いのはグッドですが、その代わりに「もっと保存したい」となっても容量の拡張ができないのは注意です。
「みてね」のデータをバックアップするために
ここまで、「みてね」はサービス終了のリスクは低いですが改悪の可能性は十分にあること、リスクを抑えるためにおすすめのバックアップ手段を解説していきました。
この章では、実際に「みてね」のデータをバックアップする際に有用な情報を整理していきます!

「みてね」にだけデータを残してスマホのデータは消した!という方向けです。
スマホにもデータが残っている人は読み飛ばしてOK!
「みてね」の一括ダウンロード機能
「みてね」には今のところクラウドサービスと直接連携する機能はありません。
従って、「みてね」に保存されているデータを別の場所にバックアップしようと思うと、一度「みてね」のデータをダウンロードしたうえで別の場所にアップロードする必要があります。

え、写真なんて数百枚はあるよ!
さすがに1つずつデータをダウンロードするのは大変……。

「みてね」には写真や動画を一括でダウンロードする機能があります!
ただし有料の「みてねプレミアムPro」に加入する必要があります。
みてねプレミアムPro の料金

月々 1,000円 くらいかー。
ちょっと痛手だね。

一括ダウンロード以外にも専用の機能があるので悪くはないと思うよ。
まあ、1ヵ月だけ加入してその間にバックアップを済ませてしまうという方法もありかなとは思います。
みてねプレミアムPro の機能
みてねプレミアムPro の主要な機能をまとめました!
詳細は公式サイトもチェック!

個人的には動画のアップロードが10分まで伸びるのが嬉しいポイントです!
子どものかわいい姿を撮るのに2分だとすこーし短いんですよね……。
まとめ:「みてね」以外にもデータを残しておこう!
最後にこの記事の内容を簡単にまとめます!
簡単に言うと、「みてね」がサービス終了するリスクは低いと思うけど、サービス改悪に備えて「みてね」以外にもちゃんとデータをバックアップするのが良いよ! です。
記事の要点まとめ
みてねの現状:サービス終了リスクは低いが……。
- ミクシィは上場企業で経営基盤は安定
- ユーザー数2,500万人超の大規模サービス
- 「みてね」の利益率が低そうなのでサービス改悪の懸念はあり
 ➡️ 「みてね」以外にもデータを残そう!
おすすめデータ保存サービス
Amazon Photos:写真をたくさん撮る家庭に!
Amazonプライムはまずは無料体験で試すのがおすすめです。pCloud:クラウドが使いたいけどサブスクが嫌な方に!
定期的にセールを行っているので、価格は公式サイトをチェック!
Synology DS223j:NASに興味があるならこれ!初心者にピッタリの使いやすさ

初心者向けではあるんですが自宅ストレージ(NAS)は設定などを自分で行う必要があるので、「IT機器の設定とか本当に無理!」という人にはおすすめしません。
ただ買い切りで管理を自分でする分、長期的にはクラウドストレージより安上がりになります。
Buffalo LS720D:低価格で NAS を始めたいならベスト!
最後に……。
「みてね」に限らず、どんなサービスでもサービス終了や改悪のリスクはあります。
そんな時でも一番避けるべきなのは、これまで積み重ねてきた家族との写真や動画が消えてしまうこと!
しっかりとリスクを把握して対策を講じておくことが重要です。
家族との時間は一生の思い出なので、誰もがデータを大切に長く保管して思い出が色あせないようにできると良いなと思います。
もっと知りたい人に向けて
いろんなクラウドサービスを比較したい!
今回はおすすめの Amazon Photos と pCloud を紹介しましたが、他の主要なクラウドストレージについても以下の記事で紹介しています。
自宅ストレージ(NAS)についてもっと知りたい!
自宅ストレージ(NAS)に興味が出てきた方は次の記事が参考になるかも!
初心者向けの4機種について、料金や機能面を比較しています。
 
  
  
  
  
