こんにちは、筆者のそらまめです!
家族の写真や動画を iCloud や Google Drive などのクラウドに保存している方も多いのではないかと思います。
今回はそんなクラウドストレージの一種である pCloud についての解説です!
pCloud はクラウドなのに買い切りプランがあるという特徴のあるサービスです。

家族の写真や動画は長く保存したいので、サブスクで月額費用が掛からないのは個人的にはとても嬉しいポイントです!
定期的にセールもしているので、ぜひ一度公式サイトで価格をチェックしてみてください。
しかし、pCloud は日本ではそこまで知名度が高くないのも事実……。
そのため、契約する前にしっかりサービスの詳細を下調べしておきたくなります。
そこでこの記事では、pCloud でのデータ共有にフォーカスして特徴や具体的な方法を画像付きで丁寧に解説していきます!
家族写真を保存する場合は、家族のそれぞれが撮影した写真を共有できることは必須ですからね。
共有機能は2種類:「リンクの共有」と「フォルダに招待」の違い
pCloud には、ファイルやフォルダを共有する方法が2種類あります。

2つも方法があるんだ。
どう使い分ければいいの?

家族写真などプライベートなデータの共有ならフォルダに招待するのが良いと思います。
詳しく解説していきますね。
「リンクの共有」と「フォルダに招待」の比較表
まずは2つの共有方法の違いを表で確認してみます。
| 項目 | リンクの共有 | フォルダに招待 |
|---|---|---|
| 共有方法 | 共有リンクを作成して、共有したい相手に伝える。 | 共有したい相手を招待すると、相手の pCloud 内に共有フォルダが表示される。 |
| 共有された人ができる操作 | ・閲覧 ・アップロード | ・閲覧 ・アップロード ・編集 ・削除 |
| pCloud のアカウント | 閲覧:不要 アップロード:必要 | 必要 |
「リンクの共有」の特徴

閲覧だけなら pCloud アカウントが不要なので共有のハードルが低いのですが、リンクを知っていれば誰でも閲覧可能なのでパスワード設定は必須だと思います。
しかし、パスワードを設定するとアクセスのたびにパスワードを入力することになるので面倒ですよね……。
従って、一時的にデータを共有したいときに使うのがベストだと思います!
例えば、友達と旅行に行って撮影した写真のアルバムフォルダを共有する、みたいなケースだと悪くなさそう。
「フォルダに招待」の特徴

共有相手にも pCloud アカウントを作成してもらう必要がありますが、アカウントを指定して共有できるので、データを不特定多数に閲覧されることがなく安全です。
pCloud アカウントも「Google アカウント」や「Apple アカウント」があれば簡単に作成できるので、それほど手間ではありません。
家族で長期的に使うなら「フォルダに招待」が便利
「家族などのグループで写真や動画を共有する」という使い方なら「フォルダに招待」の方が便利だと思います!
フォルダに招待するのが便利な理由
- pCloud アプリから直接アクセスできる
スマホアプリを開けば、すぐに共有フォルダにアクセスできます。
もちろん、ブラウザからもアクセス可能です。 - パスワードを入力する手間がない
一度招待してしまえば、パスワードの入力しなくても共有フォルダを開くことができます。 - セキュリティ設定が不要で安全
招待した特定のユーザーのみがアクセスできるので、プライベートな写真なども安全に共有できます。

基本的には「フォルダに招待」を使って、「一時的にデータを共有したい!」という場合だけ「リンクを共有」を使うのが良いと思います!
pCloud でデータを共有する具体的な手順
ここでは、実際に pCloud でデータを共有する手順を「リンクの共有」と「フォルダに招待」それぞれについて解説していきます!
フォルダに招待する手順はコチラから
リンクの共有の手順
1. pCloud のホーム画面から共有したいフォルダを選択して「共有」>「リンクの共有」を押します。

2. 左のメニューから「共有」を選択して上のタブから「リンク」を選択すると、共有したリンク一覧が表示されます。
1で追加したリンクの横の「歯車マーク(⚙)」を押します。

3. リンク共有の設定一覧が表示されます。
「アップロード」を押します。

4. 「アップロード」に関する設定が表示されます。
「選択されたユーザーのみアップロードを許可」を押します。
誰にでもアップロードを許可は非推奨です!
悪意を持った人にデータをアップロードされて、ストレージ容量を圧迫したり規約違反のデータを保存されるリスクがあります💦

5. アップロードを許可したい相手のメールアドレスを入力して「保存」を押します。
メールアドレスは相手の pCloud アカウントに登録しているアドレスを指定してください。

成功すると「アップロードできる状態になった人」という項目に、入力したメールアドレスが追加されます。

6. [共有される側の対応] 選択したメールアドレス宛に pCloud からメールが送信されるので「リンクを開く」を押します。

7. リンク共有のページが開かれます。
この時点で閲覧やダウンロードは可能です。
アップロードを行う場合は右上の「サインイン」を押して pCloud アカウントにログインします。

8. pCloud アカウントにログインすると「追加」ボタンが表示されます。
「追加」ボタンからファイルやフォルダをアップロードすることができます。

おまけ:使わなくなったリンクは削除しよう!
リンク共有ではリンクの URL を知っていれば誰でもデータを閲覧することが可能です。
そのため、使わなくなったリンクは削除するのが安全です!
削除方法
1. 左のメニューから「共有」を選択して上のタブから「リンク」を選択すると、共有したリンク一覧が表示されます。
削除したいリンクの横の「歯車マーク(⚙)」を押します。

2. リンクの設定画面が開かれるので、左下の「リンクを削除する」を押します。

3. 確認画面が表示されるので「削除する」を押します。

フォルダに招待する手順
1. 共有したいフォルダのメニュー(「⋮」マーク)を押して、「共有」>「フォルダに招待」を選択します。

2. 共有したい相手の pCloud アカウントのメールアドレスを入力して「共有」を押します。
この際、招待するユーザーに与える権限を選択することができます。

3. 2で入力したメールアドレス宛に pCloud からメールが届くので、「招待を承認する」を押します。

4. 招待画面が開かれます。ログインしていない場合はログインが必要になります。

5. ログイン後に「承認」ボタンを押します。

6. 共有フォルダを設置する場所と名前を入力して「共有を承諾する」を押します。

7. 共有されたユーザーの pCloud に 6 で入力した名前のフォルダが作成されます。

作成されたフォルダを開くと、共有元のフォルダの中身がそのまま表示されます。


共有手順もそれほど難しくなかったね。

pCloud は画面の作りも素直で分かりやすいので、画面の指示通りに操作すれば簡単に共有できるのは良い点ですね。
まとめ:pCloud共有機能
この記事では、pCloud の2つの共有方法を解説してきました。
最後にもう一度それぞれの使い分けをまとめます!
リンクの共有
フォルダに招待
- 共有したデータは pCloud アプリから簡単に閲覧やダウンロードが可能。
- データは共有相手以外には見られないので安心!
- 共有相手にも pCloud アカウントを作ってもらう必要があって少しだけ手間がかかる。
- ➡️ 家族と長期的にデータを共有したい場合に便利!

「リンクの共有」はデータ閲覧のリスクはあるので、個人的にはできるだけ「フォルダに招待」でデータを共有するのをおススメします!
pCloud アカウントも Apple や Google のアカウントがあれば簡単に作れるので、それほどハードルも高くないはず!
pCloud の共有機能を使いこなして、家族みんなで思い出を楽しく共有しましょう!
pCloud に興味が出てきた人は一度公式サイトものぞいてみてください。
しばしば数万円安くなるセールもやっているので、お得に契約できるかもしれません!