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Synology の HDD 制限は本当?対象モデル・時期・対応策まとめ

NAS

こんにちは、そらまめです!

2025年現在、Synology の NAS ユーザーの間で「Synology で純正以外の HDD が使えなくなる」という話が出回っています。

  • 「え、本当?私の NAS は大丈夫?」
  • 「これから購入予定だけど、どうすればいい?」

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、どのモデルが対象なのか、いつから適用されるのか、何が制限されるのか、そして私たちユーザーが今やるべきことを分かりやすく解説していきます。

そらまめ
そらまめ

この記事を読めば、Synology の HDD 制限について正確な情報が分かって、自分に必要な対応が見えてくるはずです!

2025年10月現在、DSM 7.3 以降で Plus シリーズに対する HDD 制限が撤廃されたようです。

Plus シリーズでは互換性リスト未掲載でも「新規インストールおよびストレージ プール作成」がサポートされていることが明記されています。(参考

DSM 7.3 の導入により、2025年の DiskStation Plus シリーズモデルでは、ストレージ プール作成時にサードパーティ製 HDD や 2.5″ SATA SSD の導入柔軟性が向上しました。最適なパフォーマンスと信頼性のために Synology は互換性リスト掲載ドライブの使用を推奨しますが、ユーザーは自己責任で他のドライブを導入する柔軟性も保持しています。

公式サイトより引用。太字は筆者

【結論】新規購入時は注意!とにかく互換リストをチェック

2025年8月時点の情報です。

2025年10月現在、DSM 7.3 以降で Plus シリーズに対する HDD 制限が撤廃されています。

簡単に言うと、2025年以降に発売されるPlusシリーズで、非認定のサードパーティ製HDD・SSDの使用に対して機能制限が行われます。

そらまめ
そらまめ

もともと企業向けの高性能シリーズでのみ実施していた機能制限を、一般ユーザー向けモデル(Plusシリーズ)にも拡大するということで、ユーザーの間で話題になりました。

おそらく情報の発信源は以下の公式のプレスリリースです。

要点まとめ

基本的に先述の公式プレスリリースや、公式 FAQ を参考に作成しています。

対象機種は?

2025年以降にリリースされる Plus シリーズです。

たとえば、DS925+ のような「+」が名前につくモデルですね。

公式 FAQ に以下のような記述があったため、Plus シリーズでも過去の機種は機能制限の対象外と考えて良いはずです。

新しいドライブ互換性ポリシーは、2025 年以降の新モデルのみに適用され、既存のシステムには遡及して適用されません。

公式FAQ

そらまめ
そらまめ

一部の SSD は 2025 年以降の Plus シリーズでも非認定の SSD を使用できます。(公式FAQより)

ただ、いつまで利用可能かは分からないので最新の公式情報を確認することをおすすめします。

具体的にはどんな制限がかかるの?

認定された HDD や SSD を使用しない場合は、以下のような制限がかかります。

  • ストレージプールの作成
  • Synology公式サポートの対象外

ストレージプールが作成できないと保存領域を作成できないので、新規セットアップは実質不可能になると考えていいと思います。

そらまめ
そらまめ

機能制限とは言うものの、実質的には認定ドライブ(HDD・SSD)以外は使用不可と考えてもよさそうです。

一応プレスリリースに「既存のSynology NASから新しいPlusモデルへのハードディスクの移行は、引き続き制限なく可能です。」という記述があるので、既に Synology の NAS を使用していて(=ストレージプール作成済み)、本体のみ新しい Plus シリーズに変更することは可能とのこと。

In addition, the migration of hard disks from existing Synology NAS to a new Plus model will continue to be possible without restrictions.

公式プレスリリース

そらまめ
そらまめ

とはいうものの、動作も不安なので可能なら認定ドライブに変更しておくのが無難な気はします。

使用可能な HDD・SSD は?

公式の互換リストに記載されている HDD・SSD です。

必ずしも「サードパーティだから NG」というわけでも「純正だから OK」というわけでもないので、念のため必ず互換リストをチェックすることを推奨します!

販売代理店の FAQ にも互換リストを確認するよう注意が記載されています。

Synology製HDDであっても互換性リストに掲載がない場合は非対応となりますので、必ずリストをご確認ください。

販売代理店の FAQ

結局どう対応すればいいの?

既存ユーザー

  • 既存製品は機能制限対象外なので、特に対応の必要はなし。
  • 制限対象の製品に買い替える場合は、既存の Synology 製品で使用中の HDD・SSD はそのまま使用可能。
    ただし、暫定措置の可能性もあるので最新の公式情報をチェックする。

これから購入する人

  • 2025年以降の Plus シリーズ(DS925+ など)を購入する場合は、互換リストに記載されてる HDD・SSD を使用する。
  • 制限対象外の製品(J シリーズなど)を購入する場合は HDD・SSD に制限はない。
    ただし、今後どうなるか分からないので、やはり互換リストに記載されている HDD・SSD を選択したほうが無難。

純正とサードパーティ製の HDD 価格比較

だいず
だいず

Synology では純正のドライブ(HDD・SSD)を推奨していく流れになりそうだね。

ところで、純正とサードパーティ(他社)のドライブはどれくらい価格差があるのかな?

そらまめ
そらまめ

純正ドライブ(HDD・SSD)が高額なら Synology を使用するのは抵抗が出てきますよね……。

私の感想としては、「高くはなるが許容範囲ではある」くらいかな。
少なくとも ぼったくり商品ではないと思います。

純正 HDD はどのくらい高いの?

ここでは、純正とサードパーティ製の価格の比較を行っていきます。
比較するのは、使用するユーザーが多いであろう「2~6 TBHDD」です。

容量型番(純正)価格(純正)型番(互換)価格(互換)
2 TBHAT3300-2T16,000 円ST2000VN00313,000 円
4 TBHAT3300-4T18,000 円ST4000VN00618,000 円
6 TBHAT3300-6T26,000 円ST6000VN00624,000 円

価格差で言うと、純正品が 2,000~3,000 円ほど高いです。

RAID1 構成にするとして HDD を 2 つ購入すると仮定すると、大体 5,000 円前後 純正品が高額になる見込みです。

そらまめ
そらまめ

決して無視できる価格差ではないですが、HDD の寿命を 4~5 年だと思うと 1年あたり 1,000 円くらいのコスト増なので、許容はできる範囲かなとは思います。

「Synology から乗り換えようかな」という人へ

  • HDD・SSD の価格アップは許容できない!
  • 囲い込みは何だか不安……。

そのように考えて、「Synology 以外も検討してみようかな」という人もいるかと思います。

そんな方には、以下の NAS 比較記事が参考になると思います。(どちらかというと初心者向けです)

ちなみに上記記事にも書いていますが、「写真や動画を保存する一般ユーザー」向けには Synology をお勧めしています。

そらまめ
そらまめ

少なくともアプリの使いやすさ(ソフト面)は国産メーカーより Synology の方が勝っていて、その使いやすさが日常使いの満足度を決めると考えているんですよね。
だから、多くの人には Synology が向いていると思っています。

国産メーカーもぜひともソフト面の向上頑張ってほしい!

まとめ!Synology HDD 制限の正しい理解と対処法

最後に、今回の Synology のドライブ制限に関する情報をまとめました!

2025年8月時点の情報です。

2025年10月現在、DSM 7.3 以降で Plus シリーズに対する HDD 制限が撤廃されています。

Synology のドライブ(HDD・SSD)制限についての要点

  • 2025年以降にリリースされる Plus シリーズが制限の対象。(DS925+ など)
  • 先述の制限対象機種については、非認定の HDD・SSD は事実上使用不可。
    既に Synology 製品で使用しているドライブを制限対象機種で使用することは今のところ可能。
  • 公式の互換リスト に記載されているドライブが Synology の認定ドライブ。
そらまめ
そらまめ

とにかく、これから Synology の NAS を購入する場合公式の互換リスト から認定ドライブ(HDD・SSD)を選ぶのが安心です。

もっと知りたい人に向けて

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